ある日突然、ヒモ男との共同生活が始まった私・・・この先どうすれば
あっさり会社を辞めた彼は、こんなことを言ってのける
「辞めたこと親バレしたくないから、しばらくここにいさせてくんね?」
ほぉ、そうくるか。まぁそんなに長くはいないだろうということで許可!
バカ!!おバカー!
最初の頃は、ご飯を作って待っててくれたり、洗濯をしてくれたり、同棲カップル的な?!感じで楽しくやってましたわ
「転職先に探さないとね〜どういう業界がいいかな?」と私
「パチンコ台のメーカーへ行きたい」と彼
ほぉ、そうくるか。パチンコ好きという噂は聞いてたけど、そうか。改めて話を聞いてみると、パチンコへの愛が尋常ではないことに気づく。
とにかくしゃべる!しゃべる!しゃべりまくる!!そして、何かわからないけど、きっと詳しい!詳しすぎる!!尋常じゃない!!
私が話を聞いてしまったばっかりに、彼のパチンコ愛が止まらなくなってしまった。
どうしようと迷うスキもなく、ヒモ男が言う。
「1万円貸してくんね??」
ざわ ざわざわ ざわざわ
「なんで?」
「パチンコ行く」
正直すぎるだろーーー!!隠せ隠せ!薄々バレるだろうけど、悪びれろ!!
「絶対に今日返す!!」
「大学のときもパチンコで稼いでたし、絶対に大丈夫!!」
「お願いします!!貸してください」とぺこぺこ土下座
「仕方ないなぁ」
ってなに?!ナニユテルノ、アナタ!ワカテルの!?
はい、はいはい女です。
ついつい、うっかり?!お金を貸してしまった私は、まさかそれが悲惨な結末を招くことになろうとは、このときは夢にも思わなかったのです。