ギャンブル依存症でパチンコ代を要求する彼氏に困り果てた私が使った禁じ手とは?
彼と私は同じ会社の同期で、しかも私は総務。ということで、良くないこととは思いつつ、彼に内緒で実家へ電話。
「〇〇さんとお付き合いさせていただいている者なのですが、〇〇さんが仕事に思い悩んで退職しまして、精神的に参っているようなので、それとなく家に帰るように連絡していただけませんか。」
こんな感じのことを伝えたと思う。お母さんは優しく私にこう答えてくれた。
「そうだったのね。心配してくれてありがとう。本人に電話してみるわね。」
私から連絡があったことは本人には絶対に言わないでくださいと念押しし、電話を切ろうとしたとき、お母さんは最後にこんなことを言ってきた。
「もう、ほんとにあの子のことはそっとしておいてもらっていいから」
「すぐに捨ててもらっていいから」
「あの子、怒ると手がつけられないの」
こっわーこわこわーホラーやん
私、共同生活してるんですけど
確かにたまに身の危険を感じますけど
その言葉を聞いてしまったばっかりに、余計に彼の言うことを聞かざるを得ない状況になってしまった。家に帰りたくないんですけど。
そうですかとしか返事をしていないのに、しゃべり続ける母
「小さい頃からそういう病院もずっと通ってるんだけどね」
「だからほんとに放っておいて大丈夫だからね」
こっわーどーしよ。毎日金よこせとつめられて、こっちまでメンタルやられそう。
そんな風に怯えながら数日が経過した頃、ようやく彼がこう言ってくれた。
「そろそろ実家帰るわ」
私の作戦は功を奏し、ようやくパチンコ依存症の彼から開放された。ほんとにホッとした。悪いことをしているという気持ちがあったから後悔もあったけど、電話して良かった。救われた。
と、思っていたのは私だけだった。ダメ男の呪縛からはそう簡単に逃れられないということを知ることとなる、ある出来事が起こる。
この頃、彼に貸したお金は10万円を超え、返ってくることもなくなっていた。