わたしの旦那さんは料理ができる
男の人に料理なんて作ってもらったことがなかったから、初めて彼の料理を食べたときには感動したものだ。
しかもチャーハンとかカレーとか、そんな男飯じゃなくて、
クラムチャウダー!!クラムチャウダーだよ!
自分じゃ作ったことねーわ
感動しながら食事を終え、「じゃあ片付けはわたしがするね」とキッチンへ行ってみると
なんじゃこりゃー!!!!
彼が料理を終えた後のキッチンには、生ゴミは散乱し、汁は飛び散り、調理器具はシンクに溢れかえるという、なんとも悲惨な状態だったのだ。
男にマルチタスク機能は付いていない
わたしは、料理ができる人は当然に後片付けもできるものだと思いこんでいた。
だって料理ってそういうもんでしょ?料理を終えるときには、キッチンもきれいに片付いてるのが料理ってもんでしょ?
でも違ったらしい。
男の人は基本的に1つのことしかできない。もちろんシェフのように、練習すればできるようになるんだろうけど、普通のメンズにはマルチタスク機能は付いていない。
だから、後片付けのことなど考えず、一生懸命に料理を作るのだ。クラムチャウダーを完成させようとがんばっているのだ。
しかし、わたしは思う。これなら自分で料理する方が、後片付けも含めて楽だわと。
ここで、普通の女子なら彼に言ってしまうかもしれない。
「何で片付けながら料理できないの」って。
「これなら、わたしが作るほうがいいんだけど」って。
でもそんなことは言ってはいけないんです。彼はただおいしい料理をあなたに食べさせようと、一生懸命に料理を作っただけなんです。
それなのに、そんなことを言われては気分が悪い。
せっかく作ってやったのに、ありがとうもないのかよ。
文句ばっかり言いやがって、もう作る気失せるわ!!
男と女は違う生き物
男の人を自分と同じように物事を考え、行動するものだと思ってはいけません。そう思い続ける限り、お互い衝突してうまく行くはずがない。
何でやらないの?何でできないの?って思うことがあるけど、彼はわざとやっているわけでもなく、一生懸命やっているだけ。そんなとき、男の人が1つのことしかできない生き物だと認識していれば、きっと許せると思う。
あぁ料理を一生懸命やってくれてるのねって
後片付けまでやってほしければ、何で後片付けやってないの?ではなく、後片付けまでやってくれたら、さらに助かるわって言えばいい。
そうすれば、あぁそうだね、料理の後は後片付けだねって思える
わたしは旦那さんが料理をしてくれるとき、隣で片付けを同時にするようになった。こうすれば、二人で会話しながら交流もできるし、後片付け問題も発生しない。
お互いの性質を正しく知って、平和に暮らそう